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Nov 25th Tue, 2025

CO2排出削減に向けた太陽光発電パネル及び蓄電池の街区導入効果

辻井 萌々香, 和田 一樹, 宮田 翔平, 赤司 泰義
空気調和・衛生工学会 論文集, 2025, 50巻, 345号, p.1-10
https://doi.org/10.18948/shase.50.345_1


抄録
建築物のCO2 排出削減には太陽光発電(PV)パネルの導入や蓄電池の活用が重要である。特に都市部において効率よくこれらを導入するためには、街区単位での検討が必要である。また、1時間ごとに変化する動的CO2排出係数を考慮した導入量や蓄電池の運用の効果についても十分な知見が蓄積されていない。そこで本研究では複数の建物間で電力の融通が可能であると仮定し、街区単位でのPVパネルと蓄電池の導入・運用によるCO2排出削減効果を検討した。まず街区単位でのPVパネルおよび蓄電池の導入最適化手法を提案し、想定される電力需要とPV発電量をもとに、一棟毎の個別導入に対するCO2削減効果を定量化した。その結果、個別導入に対し街区導入はCO2排出削減量を最大70%増加しうることが算出された。最後に、実街区を対象に実際の電力需要に基づき街区導入の効果を試算し、その実用性を示した。

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